CULTURE QUEST / JAPAN
DESIGN NOTES / 001

旅の手ざわりを、
画面の中にも。

木、紙、墨、旅の記念品。ひとつひとつの形に、理由を持たせたい。Culture Quest Japanで参考にしたものと、私たちが新たに表現した部分をご紹介します。

画面上の意匠は、伝統工芸品や鉄道の実物を再現したものではありません。旅のスタンプも、駅を訪れた証明にはなりません。

01 / 仙台

旅の入口に、仙台の手仕事を。

仙台編を始めるボタンには、仙台箪笥から着想を得た木目、漆の奥行き、金具を思わせる縁取りを使いました。仙台の観光情報では、仙台箪笥は指物・漆塗り・金具を手がける職人の合作として紹介されています。画面上のボタンは私たちの創作であり、職人の作品を複製したものではありません。

仙 木目 · 漆 · 金具
参考:せんだい旅日和「仙台の伝統的工芸品」↗
02 / 鉄道

行き先を選ぶ、小さな旅の記念品。

仙台・東京ベイ・京都の選択画面は、切り離したくなる紙片のように仕立てました。番号や行き先の表記は、旅の気分をつくるためのもの。運賃、バーコード、鉄道会社のマークは入れていません。スタンプも、遊んだ記録としてブラウザに残す独自のものです。

印 行き先 · 番号 · 記録
参考:JRE MALL Media「宮城県内JR線のエキタグ」↗
03 / 印刷

持ち帰りたくなる一枚に。

列車の絵には余白のある写真プリント風の枠をつけ、説明は絵の外に置きました。仲間の絵は、小さな版画を収める見開きのように扱っています。紙、墨、色、金属顔料を使った摺物も参考にしていますが、掲載する絵は歴史資料の複製ではなく、この企画のための作品です。

紙 余白 · 墨 · 印刷
参考:メトロポリタン美術館の摺物資料 ↗
04 / 文字

物語と案内に、違う声を。

見出しには落ち着いた明朝体の表情を、経路や番号には小さな等幅の文字を使いました。日本語は端末で読める明朝体・ゴシック体を優先し、英字の形を無理に当てはめません。風・墨・光のボタンも、それぞれ紙、印、箔を思わせる仕上げにしています。

字 物語 · 案内 · 操作
参考:竹尾「Paper & Design」↗
05 / 遊び

手がかりにも、土地の表情を。

最初の道選びには、大きな矢印と行き先、控えめな補助表記を使いました。小箱の品は引き出しのように、駅名の文字は案内板からこぼれた紙片のように見せています。七夕の場面には、紙を重ねた表情を。最後に残る印はゲームの記念品で、駅で押すスタンプではありません。駅の案内表示が大切にする分かりやすさを参考にしつつ、JR東日本のサインを再現しない形にしています。

道 案内 · 手がかり · 記録
参考:GKデザイングループ「JR東日本 駅案内サイン標準デザイン」↗ · 仙台七夕まつり「七夕飾りについて」↗